刈払機を買って草を刈ろうと思っていても、どこのメーカーのどんなものを購入していいのか分からない方は多いと思います。
家電やスマホなどと違い誰でも使う大衆向けな商品ではないですから、悩んで当たり前。そんな私自身も造園業界に身をおかなければ、買うことはもちろん使用することも一生(たぶん)なかったことでしょう。
実際に様々な機種を買ってみたり使用した経験から、ここでは初めて草刈りをするために、一本目に買うべき買ってよかったと後悔のないエンジン式刈払機を考えてみたいと思います。
買うべき刈払機とは
排気量、メーカー、ハンドル形状など悩むべき点は多いかと思いますが、それぞれ考えてみましょう。
選ぶべき排気量
まず考えるべき排気量ですが、これは25cm³(25cc・25ml)以上のものを選ぶようにしてください。軽トラよりも2tダンプのほうが誰が見てもどちらがパワーあるかは一目瞭然ですよね。軽トラのような小型刈払機のものだとパワー不足で推奨されていない刃が、25以上のミドル・ハイクラス機だと使用が可能です。ですから、そういった意味では大は小を兼ねるのです。
たとえばこんな例
チップソー(金属刃)は、径の230mmと255mmの二種類で販売していることが多く、255mmの大径の場合には25cm³以上の排気量では大径のものを選べます。
また、ナイロンカッターのヘッドを販売しているメーカーでも、低速回転で使用しないで下さいと推奨しているように、基本的には高速で回転させて使用するものですから、そういった意味でもより大きい排気量のほうが適しているのは当然です。
ですから、最低でも25cm³(25cc・25ml)以上もものを選択したほうが、刃やナイロンカッターで悩むことが少なくなります。
どこのメーカーを選ぶべきか
国内外さまざまな農機具メーカー(株式会社やまびこのキョーリツやシンダイワ、Stihlなど)がありますが、基本的には、アフターフォローのしっかりしている農林農機具メーカーのミドルクラス以上のものを選ぶようにしましょう。
販売店では修理してくれるのが一般的です。ただし、購入していなくても取り扱い店では修理を受け付けていることろもありますが、ホームセンターなどの量販モデルでは、修理自体してくれないところもあり、アフターフォローで差がでてきます。その為取り扱い店の多いところを調べて購入するのがおすすめです。
個人的ミドルスペックのおすすめ機種
これは個人的な見解になりますが、ハスクバーナ・ゼノアが値段と性能のバランスがとれていて使いやすいと思います。
特にプロ機であるBCシリーズは評判の高い機種ですが、一般ユーザー向けのTRシリーズのTRZ265でしたら、値段と性能のバランスが取れた刈払機ですので、はじめての一本におすすめできる機種です。
選ぶべきハンドル形状
ハンドルと呼ばれる持ち手の形状ですが、これは草刈りの対象によって選択するようにしましょう。
はじめての方にはUハンドルのものが使いやすいと思いますが、傾斜地や細い場所などではループハンドルを選ぶようにしましょう。ですから、その対象によってどちらからか選べばよいかと思います。
選ばないほうがよい刈払機
では、買うべきではない刈払機とはどういったものでしょうか。これはずばりホームセンター仕様の刈払機です。例えば丸山のBig-Mシリーズなんかはどこのホームセンターでも取り扱いしておりますが、これは止めといたほうが良いと思います。
丸山自体は国内の農業用機械メーカーとして有名『丸山の青シリーズは非常に高品質高性能』ですが、Big-MシリーズはDIYルート向けと銘打っている量販店品なので、正直訳のわからない中華製に毛が生えた程度(もしくは同等品)ですから、耐久性などを犠牲とした大量生産品なので安さを売りにしたものです。
「安ければなんでもよい」といった製品をお望みでしたら、そのようなホムセン仕様機や謎の中華製品を購入すればよいでしょうが、のちのち後悔するはずです。
まとめ
ここでは、はじめて刈払機で草刈りをしてみようと思っているで初心者の方が買うべきおすすめ機種を考えてみましたが、大事なことは以下のポイント!
- 排気量は25cm³(25cc・25ml)以上のものを選ぶ
- 有名メーカーのミドルクラス(量販店仕様以外)以上を選ぶ
- ハンドルは対象により、Uハンドルかループハンドル
ぜひ初めての刈払機選びに参考にしてみて下さい。
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