バリバリ刈れる高排気量刈払機は、ストレスなく草刈りできるのですが、いかんせん重いし、一般住宅などではオーバースペック。では20cc~23ccほどの軽量小型だとパワーがなく背の高い雑草にまけてストレスマックス。
そんな経験から造園屋の私が、現場に一番持っていく使い勝手がよいと感じているのが、中型(24cc~26ccクラス)刈払機です。チップソーでもナイロンカッターでも問題なく使用でき、耐久性もあるプロ仕様の刈払機を3つ紹介しようと思います。
ゼノア BCZ275G-DC
デュアルチョークキャブレタ搭載となり、始動性にも優れた最新モデル。
ジュラルミンパイプ仕様で、通常のアルミパイプより軽量高耐久な優れもの。ダンパシャフトや防振ハンドルブラケットで低振動化で長時間作業でも体への負担を軽減しております。
ナイロンカッターもブンブン回るハイパワーですので、チップでもナイロンコードでもお任せの万能機です。
BCZ275シリーズには、GL-DC(ループ)・GT-DC(ツーグリップ)・GW-DC(両手ハンドル)、それぞれロングパイプ仕様(+20cm)と、トリガーレバー仕様のA-GW-DCがラインアップされています。
プロのハードユーザーもきっと満足のゼノア最新型ハイパワー&タフ仕様!始動性・加速性に選れた新型チョーク機構「デュアルチョークキャブレタ」搭載。下草刈りやハードな雑草刈りに最適なワンランク上のゼノアらしいパフォーマンス&耐久性。25.4ccジュラルミンパイプ造園向け・山林向け刈払機。
引用元:Zenoah
ユーザーの声
コーナンで買った13年落ちの草刈機の代替えで買い替えました!
やっぱりゼノアです。ハイパワーに抜群の始動性!文句なしです!
ジュラルミンのパイプも軽くていいですね。あとは付属で付いていたベルトも両肩仕様で肩がラクです。
エンジンの吹き上がり燃費共に良く、ジェラルミンなので凄く軽く感じます。さすがゼノア!
新ダイワ RM1027
日本が世界に誇るヤマビコグループの新ダイワですが、刈払機は価格と性能バランスに優れたモデルが多く、プロからの評価が高いです。
25.4cm³のRM1027シリーズも例外でなく、中型のプロ用山林モデルとしては、トップクラスの軽さと防振性能かつ、値段もお手ごろのコストパフォーマンスの高い刈払機です。
軽量ジュラルミンパイプはもちろん、RMシリーズはマグネシウム合金製ファンカバーやクランクケースなどに採用し、軽量化と耐久性の向上をはかっており、山林用に必要なタフさも兼ね備えております。
RM1027シリーズには、PTD(ループ)・GTD(ツーグリップ)、両手ハンドルは、ツインスロットルの2TD、ダブルトリガーの2WD、トリガーレバーの2RDが用意されており、ロングパイプ仕様(+15cm)は、2TD15(両手ハンドル)・PTD15(ループ)・GTD15(ツーグリップ)がラインアップされています。
新開発の高出力・高トルクエンジンと低振動・高バランス化でハード作業に対応。タフなジュラルミン操作桿の軽量ハイパワーモデル
引用元:新ダイワ
ユーザーの声
20年ぶりの刈払機の更新、長く使えるようプロ用にしてみました。さすがに頑丈そうで金のかかった仕様です。
材質と排気量のせいもあってか軽くは無いです。
軽さを求めたわけで無いので機能・性能に満足しています。古いものと比べて燃費が良くて驚きました。
山林で使用しています、排ガス規制されて以降今までゼノアBCZ271、スチールFS26、と使ってきましたが
ゼノアはパワー不足、ホントに25cc?と思うくらい、軽量のはずなのに一番重く感じる、ダメダメです、スチールエンジンパワー十分ありますが、操作桿アルミで貧弱、キックバックですぐ曲がる、ギヤーボックスすぐ外れてくる、新ダイワRM1027、最高です、パワー1番出てます、操作桿など強度も十分でしょう、振動も少ないです、結構軽量に感じます、作業能率UP、疲労度DOWN、、最高の1台でした、これからは、新ダイワみたいです。
スティール FS26
排気量は24.1 cm³とミドルクラスの中でも低排気量ですが、26ccクラスにも負けないトルク&ハイパワーを実現しております。また、STIHL独自の2-MIXエンジンは燃費性能が高く排気ガスを低減するなど、環境にやさしい2サイクルエンジンです。
個人的な問題点として感じるのは、回転を調整するアクセルレバーの操作性が良くないと感じてしまいましたが、初めてが最新のSTIHL製なら問題ないでしょう。また、シャフトがジェラルミンではないので、耐久性が気になるところです。
その為か、対面販売が基本で値引きがないといわれているSTIHLですが、価格は¥49,000(+税)とかなり抑えられています。
両手ハンドルのFS26C、ループハンドルのFS26RC、ツーグリップのFS26SCの3種販売されています。
ちなみに私は昔のFS2603が好きでした。
ボディは軽く、長時間、広範囲の草を刈ることができるので、広域メンテンスに活躍します。難しいアクセル調整・操作不要の最新コントロールハンドル「ECOSPEED」、人と環境に優しい最先端の2-MIX エンジン、簡単エンジン始動のエルゴスタートを標準装備しています。
引用元:STIHL
スペックを比較してみる
上記3メーカーの各シリーズのスペックです。ハンドル形状・アクセルトリガー、ロングシャフトは省いて一般的な両手ハンドル仕様で調べてみました。※最近はトルク表記がないようなので、参考までに。
型式 |
BC275GW-DC (ゼノア) |
RM1027-2TD (新ダイワ) |
FS26C (STIHL) |
---|---|---|---|
排気量(cm³) | 25.4 | 25.4 | 24.1 |
全長(mm) | 1841 | 1,780 | 1,780 |
本体乾燥質量(kg) | 5.0 | 4.8 | 4.9 |
燃料タンク容量(L) | 0.68 | 0.58 | 0.54 |
3軸合成値(m/s2) | 4.9 | 2.7 | 4.3/3.5 |
希望小売価格(税込) | ¥85,030 | ¥82,500 | ¥53,900 |
上記表からみてとれるのは、3軸合成値は新ダイワが優れており、ゼノアは他社に比べ全長はありますが、タンクの容量が大きいです。乾燥重量はほぼ差がありませんが、新ダイワが最軽量機ということになります。
まとめ
ここでは実際に使用しているユーザーさんの声とともに、プロのおすすめする中型(26ccクラス)の軽量ハイパワーかつ高耐久なプロ機3種の刈払機を紹介させていただきました。
どの機種ともに優れた機能を有しておりますが、その中で購入するのであれば、価格と性能の見合った機種、つまりコストパフォーマンスに優れたモデルを考えてみます。3機種は実売価格54,000円~65,000円ぐらいで販売されておりますが、ややゼノアが高めとなっておりますので、5万円代で購入できるプロ機種では、軽量かつ防振性に優れた新ダイワのRM1027シリーズがおすすめかと思います。
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