刈払機の選び方

刈払機を選ぶ際に大事なことは、「どのような環境で作業するのか」ということです。何を刈るかと聞かれれば「芝・雑草」や「笹・竹」でしょう。ではどれくらいの面積で、どのような用途で行うのでしょうか。

例えば一日中畑の草刈り作業で、電気式やバッテリー式を使うのでしょうか、もちろん使いませんよね、というか使えません。エンジンの自走式や背負い式、ループや両手のハンドル式エンジン刈払機を使用するでしょう。

そのように使用する環境に応じて、機械を選択することが重要なのです。以下にてご自身の刈る場所にあった刈払機をご案内します。

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タイプから選ぶ

エンジン、バッテリー、電気とそれぞれに長所と短所がありますので、まずは確認してみましょう。

動力 メリット デメリット
エンジン式 自在稼動で、パワフル 燃料(ガソリン・混合ガソリンが必要)
バッテリー式 自在稼動で、静音 充電(電気)しなければ使用できない
電気コード式 長時間稼動で、静音 コード範囲内で電気がないと使用できない

近年バッテリーの性能が上がってきておりますので、リチウムイオン複数使いまわしであれば、バッテリー式刈払機も選択肢にふくまれてきます。

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広さから選ぶ

刈る場所が広いということは、刈払機の使用時間が長いということです。また、エンジンの排気量が小さいと作業時間が増えてしまいます。

また、排気量が大きいとそれだけパワーがあり刈る力が強くなりますが、反面重くなるので注意して下さい。

個人的には25cc以上は必要ですが、初めて購入する方でも25cc以上のものを選ぶと後悔することはないと思います。

小さい(お庭など) 普通(空き地・緑地帯) 大きい(山・河川・畦)
エンジン式 20cc~25ccが好ましい 25cc~30ccが好ましい 30cc以上が好ましい
バッテリー式 向いている 普通 厳しい
電気コード式 向いている 厳しい 厳しい
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ハンドルタイプから選ぶ

エンジン式にはハンドル形状及び、肩掛け式・背負い式がありますので、用途にあわせて選択しましょう。

持ち手 メリット デメリット
両手Uハンドル 平坦・平地向き 縦には刈りづらく、斜面は厳しい
ループハンドル 傾斜地向け Uハンドルより体への負担が大きい
2グリップハンドル 傾斜地・狭小地向け Uハンドルより体への負担が大きい
背負い式 長時間・傾斜地向け 大きく重量があり体への負担が大きい
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選び方のまとめ

一口に刈払機といっても動力や形状など様々な種類があり、選択するのは難しいのですが大事なことは対象面積の広さや環境などによって選ぶべき刈払機が異なるということです。

林業の方なら電動は必要ないですし、造園業でも個人宅が主な仕事先でしたら排気量が大きすぎるとオーバースペックすぎて危険な場合もあったりします。、以下を参考に。

  • 電源がある極少地向け→電気コード式・バッテリー式
  • ~200平米ほどの面積→バッテリー式・エンジン式
  • 畑・山林・空き地など→エンジン式

ハンドルタイプについては、個人的にはループハンドルが細い犬走などでも入っていけるので、おすすめです。ご購入の前にまずそれらをしっかり考えぬいて、失敗しない刈払機選びを行って下さい。

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