日本の埼玉県川越市に本社を置く、造園業・農業・林業の分野の機器に定評のある赤を基本カラーとした企業です。
小松ゼノアが取り扱っていたゼノアブランド（農林機器事業及びポンプ事業）をスウェーデンのチェーンソーで有名なハスクバーナに買収され、現在はハスクバーナ・ゼノア株式会社となっています。
日本の共立やシンダイワが株式会社やまびことなったように、車業界と同じように農林造園機械メーカーでも再編がおこなわれていくのでしょうか。
良い点
小松製作所直系の小松ゼノア時代から農林機器製品には非常に定評があり、タフな現場でガンガン使用されているプロユースのブランドとして認知されています。農業向け・山林、造園向けなど幅広いラインアップで、環境に応じてチョイスすることが可能です。
特に私たち造園屋では、エンジントリマーといえばゼノアというぐらいのトップブランド。役所の刈り込み使用率は90パーセントを越えるのではないでしょうか。
そのようにもとより高いブランド力ですが、世界的メーカーであるハスクバーナグループの一員になったことにより、近年ではバッテリー製品にも力を入れているように、今後の商品開発にも期待できるのが魅力的です。
アフターフォローについても、日本全国に販売店・修理店・代理店がありますので、安心して購入することが可能です。
悪い点
排気量の小さいモデルもありますが、どちらかというと本格仕様が多い印象で、ご家庭のお庭などには向いていないかもしれません。
また、チェンソートップブランドであるハスクバーナの子会社になったことで、ゼノアの「こがるくん」という人気の軽量トップハンドルチェンソーは残っていくでしょうが、中型などはすみ分けしにくい点もでてくる恐れもあります。
また、合併により相乗効果も期待できる半面、外資ですので何かあると切り離される可能性も否定できません。
まとめ
緑地帯で使用するエンジン機器でゼノアは非常に優秀です。先進的かつ高機能を持った製品群、刈払機はとうぜんのこと、ブロアー・トリマー・小型チェーンソーとどれをとっても間違いない商品です。
コメント