除草剤といっても液体のものや粒剤のものなど様々ありますが、一番ポピュラーな液体除草剤はラウンドアップだと思います。
なぜ知名度が高いかというと、「非常に効果がある=よく雑草を枯らす」から支持されているからでしょう。
雑草に効果のある有効成分のグリホサートを特許で取得していたため、長い間「除草剤といえばラウンドアップ」というブランドイメージを築き上げ、ホームセンターの園芸コーナーでも大々的に扱われています。
ラウンドアップの成分
現在市場にでまわっているのは、ラウンドアップマックスロードという商品で、以前のグリホサートイソプロピルアミン塩ではなく、有効成分はグリホサートカリウム塩になっています。
グリホサートの特許期限がすぎているため、数多くのジェネリック品(後発薬のため、比較的安価)が出回っているぐらいに、その効果は知られています。
その元祖でもあるラウンドアップがいかに雑草に有効で、その影響力がすごかったのかが理解していただけると思います。
例えばamazon除草剤ランキングで長らくトップをキープしている、アイリスオーヤマの除草剤、これの成分をみてみると、
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- 成分
- グリホサートイソプロピルアミン塩 0.85%
- MCPAイソプロピルアミン塩 0.175%
- 水・界面活性剤等 98.975%
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と、グリホサートがしっかりと入っています。
ユーザー評価も5段階中4.1(2017/5/14現在)となっていて、評判も上々なようです。
もちろん、ラウンドアップマックスロードもランキングにしっかり入っており、2017/5/14現在では2位とやはりブランド強しといったところでしょうか。
ただし懸念材料としては、ユーザー評価がさきほどのアイリスオーヤマ速効除草剤に比べて、5段階中3.9(2017/5/14現在)と若干低いのは残念です。
人体・土壌への影響
散布する際には、風の向きや散布方法を考えて人や自分にかからないようにするのは当然ですが、そもそも安全性はどうなんだろう。
どうしても雑草を枯らしてしまうものですから、人体や土壌への影響はないのだろうか?安全性は高いのだろうか?と考えてしまいます。そこで調べてみました。
雑草の茎葉にかからずに土に落ちた成分は、処理後1時間以内のごく短時間で土の粒子に吸着し、その後微生物のエサとなって自然物に分解。
約3~21日で半減、やがて消失します。この為、散布後も土を悪くする心配はいりません。
ラウンドアップ除草剤の有効成分“グリホサート”はもっとも簡単なアミノ酸である“グリシン”と“リン酸”の誘導体です。ラウンドアップも同様の成分を含んでおり、普通物※1に分類されます。
ラウンドアップは野生生物・鳥類・昆虫類にも極めて安全性が高く、世界の環境保護区や、世界遺産の保全に、広く利用されています。
※1…毒劇物に該当しないものを指していう通称
安全性の高さは農耕地でも使用されていることから大丈夫なようですが、それでも気になる方は使用を控えたほうがよいかと思います。
まとめ
夏が近づくにつれてどんどん伸びていく雑草。
「もう草刈りはしたくない」「暑いから草引きは嫌」など、除草剤散布をお考えの方も多いでしょう。
そんなときにはグリホサート系除草剤の元祖ラウンドアップを、頑固な雑草でお困りでしたら試してみる価値のある除草剤だと思います。
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