刈払機は非常に便利な除草機械ですが、一歩間違えると大事故になりかねないので取り扱いには注意が必要です。
その農業機械自体の安全性を検査することを安全鑑定をいい、一定水準以上というお墨付きを得られたものは安全鑑定適合品となるそうです。
農業機械を「安全鑑定基準及び解説」に基づいてチェックし、基準に適合する一定水準以上の安全性を有するかどうか判定するものです。革新工学センターは、製造業者または輸入代理店などからの依頼によって安全鑑定を行っています。鑑定の結果は、依頼者に通知されるとともに、基準適合機は農林水産省に報告されます。また、基準適合機には「安全鑑定証票」を貼付することができます。
引用:生物系特定産業技術研究支援センター 農業機械化促進業務
検査を行なっているのは「農研機構」という正式名称:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構という長ったらしい名前のここ。
草刈り機メーカー大手はすべて検査にだしていると思いきや、出てきたのはここ数年日立工機だけ。
システムが形骸化しているのか、メーカーが製品の安全性に自信があるのか、ただ出し続けている日立さんが偉いだけなのか。
まあ消費者からすれば安全とうたっている商品のほうが良いに決まっていますので、無駄じゃないと思います。
日立工機
日立グループの日立工機は電動工具メーカーとして有名ですが、植木バリカンなどの園芸工具とともにエンジン刈払機も取り扱っております。
またエンジン工具メーカーのタナカ工業が民事再生法の適用を受け、事業再生の支援としてエンジン工具事業を譲り...
ただ残念なのは、ホームセンターでよくみかけるタナカのパワーメイトも検査とおしておくと、よりブランドの安全への取り組み方が一般の方に伝わったのではないでしょうか。
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